
先日永くお付き合い頂いている地主様から柿を山ほど頂きました。
このところ度重なる台風や大雨に見舞われ、穏やかな晴天の恋しい日々でこの秋の作物の出来は芳しくないのではと案じておりますが、どうして頂いた柿はどっしりとして色艶も良く、しっかり実ったという風体です。地主様がよく世話をしたということでしょうか。季節の移ろいなど気にも留めずに過ごしてまいりましたが、確かな秋の訪れを感じます。
恥ずかしながら私は若い頃柿を毛嫌いしておりました。数学者の藤原先生の言う通り、チョコレート等の甘さに舌が毒されていたのでしょう。それが五十になる頃から柿の甘さに目覚め、えもいわれぬ味わいの虜になりました。今では飽きもせず有るだけ食べてしまいます。人間変わるものです。思い付いて柿を調べてみるとビタミン豊富で風邪予防となること。タンニンにはアルコール分解作用が有り二日酔いに効果的と有ります。左党を任じる私ですが、ひょっとしてあまり休みを貰えない肝臓君が内から柿を求めていたのでしょうか?可哀想な肝臓君。これからは柿を食べてから一杯やるとしましょうか。違う!!!と怒られそうですが...