
先日事務所へ戻る道すがら青い紫陽花に目が留まりました。
梅雨時が一番綺麗なのでしょうが、クラシックな色合いで何とも心惹かれるグラデーションです。このお宅はお世話になっている地主様のご自宅ですが、一人暮らしの地主様が老人施設に入られてから数年空き家となっており、残念ながら手の入らない庭は荒れてしまっている様子です。私はかつてしばしば出入りさせて頂き、毎度のようにお菓子等のお土産を持たされました。ひっそりと佇む家を見てどこか寂し気に感じるのは私だけでしょうか?件の紫陽花はかつては刈り込まれていたせいか低木であったと思います。それが今では大人の背丈程もある塀から顔を出して外を眺めているようです。まるで帰らぬ主を待ち侘びるように...